開発プロセス・手法 (全42問中1問目)
No.1
出典:令和6年春期 問40
- 開発する機能を小さい単位に分割して,優先度の高いものから短期間で開発とリリースを繰り返す。
- 共通フレームを適用して要件定義,設計などの工程名及び作成する文書を定義する。
- システム開発を上流工程から下流工程まで順番に進めて,全ての開発工程が終了してからリリースする。
- プロトタイプを作成して利用者に確認を求め,利用者の評価とフィードバックを行いながら開発を進めていく。
分類
マネジメント系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法
正解
ア
解説
アジャイル開発は、顧客の要求に応じて、迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法の総称です。アジャイル開発の方法論として、スクラムやXP(エクストリームプログラミング)などのフレームワークがあります。
アジャイル開発の最たる特徴は、開発する機能を細かく分割し、概ね数週間程度ごとに分析、設計、実装、テスト、リリースを反復しながら、段階的に動作可能なシステムを作り上げていくことにあります。これは、最初に全体の設計や計画を決定し、計画に従って作業を進める従来型の手法と大きく異なります。このように短いサイクルを繰り返すことにより、ビジネス環境の変化や仕様変更に対応することができるという柔軟性があります。
アジャイル開発の最たる特徴は、開発する機能を細かく分割し、概ね数週間程度ごとに分析、設計、実装、テスト、リリースを反復しながら、段階的に動作可能なシステムを作り上げていくことにあります。これは、最初に全体の設計や計画を決定し、計画に従って作業を進める従来型の手法と大きく異なります。このように短いサイクルを繰り返すことにより、ビジネス環境の変化や仕様変更に対応することができるという柔軟性があります。
- 正しい。アジャイル開発に関する記述です。反復するサイクルはスプリントやイテレーションと呼ばれます。
- アジャイル開発では、包括的なドキュメントの作成は要求されません。憶測や誤解が生じやすいドキュメントによるコミュニケーションではなく、顧客に実際に動くソフトウェアの形を提示することで、要望や修正を素早く確実に取り入れます。
- ウォーターフォールモデルに関する記述です。アジャイル開発では、小さい単位で開発とリリースを繰り返します。
- プロトタイピングモデルに関する記述です。アジャイル開発では試作品を作成するのではなく、実際にリリースしたソフトウェアからフィードバックを得ることで、方向性を修正していきます。