開発プロセス・手法 (全42問中35問目)

No.35

システム開発組織におけるプロセスの成熟度を5段階のレベルで定義したモデルはどれか。
  • CMMI
  • ISMS
  • ISO 14001
  • JIS Q 15001

分類

マネジメント系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法

正解

解説

CMMI(Capability Maturity Model Integration)は、統合能力成熟度モデルと呼ばれ、組織におけるプロセス改善をガイドするモデルです。
プロジェクト管理,プロセス管理,エンジニアリング,支援に関するプロセスについて、それらが効果的なプロセスであるために重要な要素をゴール及びプラクティスという概念を用いて整理されています。また、未成熟なプロセスから有効性を持った秩序ある成熟したプロセスへの進化の改善経路も記述していて、自らの組織の状況に合わせて適用内容を徐々に高度化できるようにもなっています。

CMMIではプロセス成熟度に対して次の5つのレベルを設定しています。
レベル1:初期
場当たり的で無秩序な組織として最も低い状態。
レベル2:管理された
プロジェクト管理のための基本的なプロセスが備わっている状態。
レベル3:定義された
組織内に標準化された一貫性のあるプロセスが定義されている状態。
レベル4:定量的に管理された
定量的な品質目標が存在し、プロセスはデータに基づき予測可能である状態。
レベル5:最適化している
継続的な改善プロセスが常に機能している状態。
  • 正しい。
  • Information Security Management Systemの略。情報セキュリティマネジメントシステムの管理・運用に関する仕組みでJIS Q 27001 (ISO/IEC 27001)の基となっています。
  • ISO 14001は、環境マネジメントシステムの構築・運用に関する国際規格です。
  • JIS Q 15001は、個人情報保護マネジメントシステムの構築・運用に関する日本産業規格です。
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