オリジナル予想問題1 問19

問19

次のうち,不正競争防止法上の違法行為に当たらないものはどれか。
  • ある企業から広く一般に公開されている経営マニュアルを,自社の経営に適用する行為
  • 他社の営業秘密や顧客情報を不正な手段で入手し使用する行為
  • 著名な企業のドメイン名を先に取得し,悪用する行為
  • 本物そっくりなコピー商品を,本物の販売開始から3年以内に販売する行為

分類

ストラテジ系 » 法務 » 知的財産権

正解

解説

不正競争防止法は、事業者間の公正な競争等を確保するため、営業秘密侵害、原産地偽装、コピー商品の販売などの不正競争を規制する法律です。
  • 正しい。営業秘密に該当する情報とは、以下の3つの要件すべてを満たすものです。
    1. 生産方法、販売方法その他の事業活動に有用な技術上または営業上の情報であること(有用性)
    2. 公然と知られていないこと(非公知性)
    3. 組織内で秘密として管理されていること(秘密管理性)
    本肢の経営マニュアルには非公知性と秘密管理性を有しないため、その情報を使用したとしても不正競争には該当しません。
  • 窃取、詐欺、強迫その他の不正の手段により、営業秘密を取得する行為は不正競争に該当します。
  • 不正な利益を得る目的で他社や他社の商品等の表示と同じ、もしくは類似するドメイン名を取得する行為は不正競争に該当します。
  • 他人の商品として広く認識されているものの形態や表示を模倣して、本物との混同を生じさせる行為は不正競争に該当します。
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