ITパスポート 試験情報＆徹底解説

電子メールの送り先を指定するTo、Cc、Bccには以下の違いがあります。

To

メールの宛先を指定する欄。複数のメールアドレスを「,(コンマ)」又は「;(セミコロン)」で区切って指定することで複数のメールアドレスを宛先とすることもできる。

Cc（Carbon Copy）

Toで指定した送信先以外に、メールのコピーを送信する相手を指定する欄。
この指定では、Toの相手及びCcで指定した相手に、すべての宛先メールアドレスが公開される。すなわち送信者、Toの相手、Ccの相手の3者間ではメールアドレスが全員に知られることになる。

Bcc（Blind Carbon Copy）

Toで指定した送信先以外に、メールのコピーを送信する相手を指定する欄。
Ccと異なり、ここで指定したメールアドレスは他の送信相手には通知されないため、To又はCcの相手に宛先メールアドレスを知られたくない場合に使用する。

Zさんに送ったことを他の2人には知られなくないので、ZさんをBccに指定する必要があります。ここで、ToやCcにもZさんを指定してしまうと他の2人に知られてしまうので、「イ」「エ」のような指定は厳禁です。

したがって、ZさんをBccにだけ指定している「ア」が適切な宛先です。送ったことを知られる・知られないで言えばToとCcに違いはありませんが、Yさんへは参考までに送りたいだけなのでToよりもCcとする方がベターです。