ITパスポート令和6年 問36

問36

プロジェクトに該当する事例として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. 会社合併に伴う新組織への移行
  2. 社内システムの問合せや不具合を受け付けるサービスデスクの運用
  3. 新規の経理システム導入に向けたプログラム開発
  4. 毎年度末に実施する会計処理
  • a,c
  • b,c
  • b,d
  • c

分類

マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトマネジメント

正解

解説

プロジェクトとは、特定の目的や大きな目標を達成するために実行される、定常業務ではない一度限りの活動や計画をいいます。PMBOKが「プロジェクトとは、独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である」と定義しているように、プロジェクトが備える特性は次の2つです。
  • 独自性 一度限りの独自の成果を生み出すために遂行される
  • 有期性 始まりと終わりがある
  1. 適切。合併という目標達成のために行われる一度限りの業務なので独自性があり、合併が成功すれば終わるので有期性もあります。したがってプロジェクトに該当します。
  2. 不適切。いわゆる定常業務は独自性も有期性もないため、プロジェクトではありません。
  3. 適切。プログラム開発は案件ごとに内容が異なるので独自性があり、開発完了により終わるので有期性もあります。したがってプロジェクトに該当します。
  4. 不適切。毎年行われる定型的な業務であって独自性がないため、プロジェクトではありません。
プロジェクトに該当するのは「a,c」なので「ア」の組合せが適切です。
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