ITパスポート 試験情報＆徹底解説

設問の表の数字は、担当者ごと工程ごとの生産性を表しています。たとえば、"Aさん"と"設計"が交わるマスは3となっていますが、これは、Aさんは1カ月に設計工程を3kステップ完了することができるという意味です。

プログラムの規模が12kステップなので、12kステップを設計し、12kステップをプログラミングし、12kステップをテストして完成となります。各工程ごとに12kステップを生産性で割ることで必要な作業期間を求め、それを合計した値が各担当者の開発期間となります。

担当者A

設計：12[kステップ]÷3[kステップ／月]＝4[カ月]（以下、単位は省略）
プログラミング：12÷3＝4
テスト：12÷6＝2
合計　4＋4＋2＝10カ月

担当者B

設計：12÷4＝3
プログラミング：12÷4＝3
テスト：12÷4＝3
合計　3＋3＋3＝9カ月

担当者C

設計：12÷6＝2
プログラミング：12÷4＝3
テスト：12÷2＝6
合計　2＋3＋6＝11カ月

担当者D

設計：12÷3＝4
プログラミング：12÷4＝3
テスト：12÷5＝2.4
合計　4＋3＋2.4＝9.4カ月

したがって、最初に開発を完了するのは作業期間が最も短い担当者Bさんとなります。