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ITパスポート平成23年秋期 問22
問22
顧客に価値をもたらし,企業にとって競争優位の源泉となる,競合他社には模倣されにくいスキルや技術を指すものはどれか。
- アカウンタビリティ
- コアコンピタンス
- コーポレートガバナンス
- パーソナルスキル
分類
ストラテジ系 » 経営戦略マネジメント » 経営戦略手法
正解
イ
解説
コアコンピタンス(Core Competence)は、長年の企業活動により蓄積された他社と差別化できる、または競争力の中核となる企業独自のノウハウや技術のことです。コアコンピタンスに該当する技術には、「様々な市場に展開可能」「競合他社による模倣が困難」「顧客価値の向上に大きく寄与する」などの共通性質があります。例としては、ホンダのエンジン技術、ソニーの小型化技術、トヨタ自動車の生産プロセスなどが挙げられます。
- アカウンタビリティは、アカウンティング(会計)とレスポンシビリティ(責任)の合成語で、「説明責任」と訳されます。元は出資者に対する会計報告のことでしたが、現在では意味が拡張され、「広く社会に影響をもちうる活動を行う団体が、利害関係者に対して、その活動や権限行使の予定、内容、結果等の報告をする必要がある」とする考え方を表しています。
- 正しい。
- コーポレートガバナンスは、企業統治とも訳され、企業の経営について利害関係者が監視・規律することです。
- パーソナルスキルは、業務を遂行する際に必要とされる人間的側面のスキルのことで、コミュニケーション・ネゴシエーション・リーダーシップの3つのスキルから成ります。