HOME»ITパスポート平成23年秋期»問63
ITパスポート平成23年秋期 問63
問63
複数の利用者が同一データベースに同時にアクセスする処理のうち,データの整合性を保つための対策が不要な処理はどれか。
- オークションの入札処理
- オンラインショッピングの申込み処理
- 図書情報の検索処理
- 列車座席の予約処理
分類
テクノロジ系 » データベース » トランザクション処理
正解
ウ
解説
データの整合性とは、データ同士に矛盾がなく正確で、データベースの関係構造が保たれている度合いを表します。複数のユーザーが同時に同じデータを更新する可能性のあるシステムでは、排他制御によって更新消失やデータの不整合が発生しないように制御を行います。
- 入札額の整合性が保たれないため対策が必要になります。同じ商品に同時に入札した場合、金額にかかわらず先に行われた入札を後の入札データで上書きしてしまう可能性があります
- 在庫数の整合性が保たれないため対策が必要になります。例えば、在庫が残り1つの商品に同時注文が行われたときに、両方を受注してしまう問題などが発生する可能性があります。
- 正しい。検索処理はデータベースの更新は行なわずデータの参照のみを行うので、データの整合性について問題は発生しません。
- 同じ座席に同時に予約処理を行った場合に、処理が競合してしまうため対策が必要になります。