ITパスポート 試験情報＆徹底解説

システム監査人は、情報システムに対する監査計画を作成し、監査手続を実施し、その結果を監査依頼者に報告するとともに、監査報告書に記載した助言・勧告内容を踏まえて、被監査部門が行う改善活動のフォローアップをする義務があります。

フォローアップの活動では、監査人は、被監査部門が作成・承認した改善計画書を受領し、定期的に実施状況の報告を受けることによって改善状況をモニタリングします。モニタリングした内容をもとに、改善状況の妥当性等を確認し、必要に応じて検証の追加や再度の改善対応の要請、フォローアップ中および終了後に経営陣に報告するなどの一連の活動を行います。フォローアップは、被監査部門が主体的に行う改善活動を監査人が事後的に見守るものであり、監査人自身が改善の実施そのものに責任をもつことはありません。

したがって、システム監査人が実施する活動は「エ」が適切です。その他の活動は被監査部門が実施するものとなります。