ITパスポート平成29年秋期 問2

問2

e-ビジネスの事例のうち,ロングテールの考え方に基づく販売形態はどれか。
  • インターネットの競売サイトに商品を長期間出品し,一番高値で落札した人に販売する。
  • 継続的に自社商品を購入してもらえるよう,実店舗で採寸した顧客のサイズの情報を基に,その顧客の体型に合う商品をインターネットで注文できるようにする。
  • 実店舗において長期にわたって売上が大きい商品だけを,インターネットで大量に販売する。
  • 販売見込み数がかなり少ない商品を幅広く取扱い,インターネットで販売する。

分類

ストラテジ系 » ビジネスインダストリ » e-ビジネス

正解

解説

ロングテールは、膨大な商品を低コストで扱うことができるインターネットを使った商品販売において、実店舗では陳列されにくい販売機会の少ない商品でも、それらを数多く取りそろえることによって十分な売上を確保できることを説明した経済理論です。

一般に商品の売上は「全商品の上位2割が8割の売上を占める」というパレートの法則に従うため、実店舗では売場面積や物流などの問題から上位20%(ヘッド部分)の商品を優先的に販売しています。しかし、インターネット販売では従来の小売店販売面積の制約に縛られず、商品をデータベースに登録するだけで膨大な商品点数を揃えられる利点があります。この商品点数の多さを活かし、小さいけれども確かにある販売機会を大量に集めることで、実店舗では取扱えない商品群から大きな売上が生じるという現象が起こります。
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  • オークション方式の販売形態です。
  • オムニチャネルの考え方に基づく販売形態です。
  • パレートの法則(80:20の法則)の考え方に基づく販売形態です。
  • 正しい。ロングテールの考え方に基づく販売形態です。
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