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ITパスポート平成30年春期 問76
問76
メモリに関する説明のうち,適切なものはどれか。
- DRAMは,定期的に再書込みを行う必要があり,主に主記憶に使われる。
- ROMは,アクセス速度が速いので,キャッシュメモリなどに使われる。
- SRAMは,不揮発性メモリであり,USBメモリとして使われる。
- フラッシュメモリは,製造時にプログラムやデータが書き込まれ,利用者が内容を変更することはできない。
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
ア
解説
- 正しい。DRAM(Dynamic Random Access Memory)は、コンデンサに電荷を蓄えることにより情報を記憶し、電源供給が無くなると記憶情報も失われる揮発性メモリです。集積度を上げることが比較的簡単にできるためコンピュータの主記憶装置のメモリとして使用されます。
DRAMでデータを記憶しているコンデンサは、時間がたつと電荷を放電しデータが消えてしまいます。DRAMでは消えかけた電荷をコンデンサに充電する「リフレッシュ動作」を常に一定間隔で行うことでデータの保持をしています。 - ROM(Read Only Memory)は、読み取り専用のメモリなので、データの書き換えが発生する用途には使用できません。
- SRAM(Static RAM)は、コンピュータのキャッシュメモリに使用されています。電源供給が無くなると記憶情報も失われる揮発性メモリなので、データ保管を目的とするUSBメモリには適しません。
- フラッシュメモリは、電気的にその内容を書き換えできる不揮発性メモリです。