「つまり」と「例えば」の行き来が合否を分ける!?

オリザさん  
IP ブロンズマイスター
(No.1)
具体的な事例の共通点などを「つまりこういうこと」と端的にまとめることを抽象化といいます。
逆に、ぼんやりした概念について「例えばこういうこと」と例を挙げて説明することを具体化といいます。
ITパスポートでは、受験者に「つまり」から「例えば」に思考展開をさせる問題がちょくちょく出てきます。本質的な理解ができている人は解けるけど、暗記だけに留まっている人は解けない、差がつく問題です。600点手前で跳ね返されてしまう人は、このような問題を解けるように訓練しましょう。


・・・スレタイからここまでが抽象的だったので、具体例を挙げます。

https://www.itpassportsiken.com/s/kakomon/06_haru/q36.html
プロジェクトの本質を問う良問です。プロジェクトとは、
【つまり】期限と目標が決まっている、一度限りの仕事
と抽象化できます。その上で、【例えば】どんなものが該当しそうか?と意識しながら選択肢を見ていくことで、正解を選ぶことができます。  正解:ア


https://www.itpassportsiken.com/s/kakomon/06_haru/q43.html
頻出のファシリティマネジメントです。ファシリティマネジメントとは、
【つまり】建物や施設、設備の管理
と抽象化できます。そのうえで、【例えば】どれが該当しそうか?と意識して選択肢を見ていけばいいわけです。aのコンピュータ室は設備なので○、cのソフト導入は【つまり】の中身に合わないので×。bは悩ましいですが、コンピュータの設置場所も設備の一種だと考えられれば正解できます。  正解:イ
2024.06.03 12:19
オリザさん  
IP ブロンズマイスター
(No.2)
https://www.itpassportsiken.com/s/kakomon/06_haru/q64.html
頻出でパターンも決まっている「リスクへの対応」は絶対に落としてはいけない問題です。リスク共有とは、
【つまり】自分以外にもリスクを取ってもらうこと
と抽象化できます。そのうえで、【例えば】どれが他人にリスクを取ってもらう行為か?と選択肢を見ていけばいいわけです。そういうことを言っているのはイだけと分かります。  正解:イ


https://www.itpassportsiken.com/s/kakomon/06_haru/q30.html
問題文には「当期の損益計算書を渡され」と書いてあります。
【つまり】貸借対照表も使わないし、前期の損益計算書も使わない
では、貸借対照表も前期の損益計算書もいらない指標は【例えば】何だ?  と選択肢を見ていく必要があります。使える数字は当期の売上や利益、費用だけですから、bだけが該当します。  正解:エ
けっこう細かい知識を問われる問題でしたのでスルー可と考えます。企業会計分野は損益分岐点をまずは学習しましょう。
2024.06.03 12:21

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