平成20年秋期試験問題 問39
問39解説へ
メールサーバのハードディスクに障害が発生して,多数のユーザの電子メールが消失した。消失したデータの復旧を試みたが,2週間ごとにしかバックアップを行っていなかったので,最後のバックアップ以降2週間以内の電子メールが回復できなかった。そこで,この反省をふまえ,前日の状態までには復旧できるようにしたい。この対応策として,適切なものはどれか。
- 2週間ごとのフルバックアップに加え,毎日差分バックアップを行う。
- 電子メールを複数の異なったハードディスクに分散して蓄積する。
- バックアップ方法は今のままとして,メールサーバのハードディスクをミラーリングするようにし,信頼性を高める。
- 毎日,同一のハードディスクにバックアップを行い,2週間に1回,別の記憶媒体にコピーして保管する。
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解説
- 正しい。障害発生時にはフルバックアップを適用した後に、差分バックアップを適用することで前日の状態までに回復させることが可能です。
- 同じデータを複数のディスクに複製配置するのであれば障害対策になりますが、単に分散するだけでは障害が発生した方のディスクに記録されたデータはフルバックアップ時の状態までにしか復旧できません。
- データが消失することは避けられますが、バックアップから回復する手順が用意されていないため不適切です。
- 同一のハードディスクに保存した差分バックアップファイルは障害発生時にが消失してしまうため回復に使用できません。
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