ITパスポート試験 用語辞典

AIサービスのオプトアウトポリシー
ver6.2
AIサービスにおいて、利用者が拒否の意思を示さない限り、入力した様々なデータはAIの学習データとして提供されるという方針のこと。

もともと個人データの扱いにおけるオプトアウトとは、利用者にデータ提供を拒否する機会を保障した上で、本人の同意なしに個人データの第三者提供を可能とする規定(反対に、本人の同意を得てから第三者提供を可能とするのはオプトイン)であるが、AIサービスが広く利用されるのに伴い、住所、氏名、連絡先等の個人情報だけでなく、入力される様々な情報の扱いについても個人や企業に付随する情報として注意を向ける必要が生じている。

AIサービスは個人だけでなく企業や大学など広く利用され、チャットデータだけでなく業務に必要な分析データやプログラムのコードなど様々なデータが入力されている。そしてその入力データは利用者が異議申し立てをしない限りAIの訓練用データとして解析・利用されている。しかしその中に個人情報や機密情報が含まれていた場合、その内容が他者への回答に利用される可能性があり情報漏えいの危険性が高まる。そこでAIサービスでは、利用者の"入力したデータを学習データとして提供しない"という選択を、申請フォームや設定画面などから受け付けている。また、Webサイト上の情報を収集しないようにAIのクローラーを拒否することができる。多くの大学・企業・組織において、個人情報・機密情報流出の防止策の一つとしてAIサービス利用時のオプトアウトについて注意喚起がなされている。
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分野:ストラテジ系
中分類:ビジネスインダストリ
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