ITパスポート試験 用語辞典
スパイラルモデル
対象システムを機能単位に分割し、設計~プログラミング・テストという一連の開発工程を何度も繰り返しながら開発工程の規模を徐々に拡大(機能の改良・追加)していく開発モデル。
成長モデル的に進めることで、開発コストの増加などのリスクを最小にしつつシステム開発を行う。ウォータフォール・モデルの欠点(後戻りができない)を補うために考案された開発モデルである。
成長モデル的に進めることで、開発コストの増加などのリスクを最小にしつつシステム開発を行う。ウォータフォール・モデルの欠点(後戻りができない)を補うために考案された開発モデルである。
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- 分野:
- 分野:マネジメント系
中分類:ソフトウェア開発管理技術
小分類:開発プロセス・手法 - 出題歴:
- H26年秋期問42
- 重要度:
- ★★★
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(Wikipedia スパイラルモデルより)スパイラルモデル(Spiral Model)とは、トップダウン設計とボトムアップ設計の長所を生かしたソフトウェア開発工程のモデルであり、設計とプロトタイピングを繰り返して開発していく手法である。
歴史と概要
1988年、バリー・ベームが A Spiral Model of Software Development and Enhancement(ソフトウェア開発と改良のスパイラルモデル)という記事でスパイラルモデルを提唱した。反復型開発のモデルはこれが最初ではなかったが、反復の重要性を提起したのはこのモデルが最初である。本来の想定では、1回のループは6ヶ月から2年とされていた。まず、設計目標を決め、1回のループ完了時点でユーザー(開発内部の場合もある)がそこまでの進展を評価する。工学的分析を毎回行うと共に、最終目標を見据えて開発ループを繰り返していく。
応用
スパイラルモデルは大規模プロジェクトでよく使われる。小さいプロジェクトでは、アジャイルソフトウェア開発の方が良く使われるようになってきた。アメリカ軍は Future Combat Systems の開発にスパイラルモデルを適用している。
利点
ウォーターフォール・モデルと比較した際の利点を以下に挙げる:
- プログラムの規模やスケジュールなどの予測がしやすい。
- ソフトウェア開発に付き物の要求仕様の変更などに対応しやすい。
- 設計工程が伸びて実装に費やせる期間が短くなるということが起きにくい。
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出題例
正解 ウ
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「開発プロセス・手法」の用語
「マネジメント系」の他のカテゴリ
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