ITパスポート試験 用語辞典
流動比率りゅうどうひりつ
流動資産に対する流動負債の割合を示す指標で「流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100」で計算する。数値が高いほど企業の短期支払い能力は高いと考えられ、一般的には200%以上であれば問題ないとされる。逆に100%を下回っていると危険な状態にあると判断される。
- 分野:
- ストラテジ系 » 企業活動 » 会計・財務
- 重要度:
(Wikipedia 流動比率より)
流動比率(りゅうどうひりつ)とは、企業の1年以内の収支倍率を表す数値である。企業のキャッシュフロー(資金の流動性)を表す指標となっている。
概要
計算式は、流動資産÷流動負債×100%である。ここで示される流動資産とは1年以内に現金化できる資産、流動負債は1年以内に返済すべき負債のことである。この数値が高ければ短期的な支払いを行いやすく、低いと短期支払いにも長期の借り入れが必要になるとされる。
一般に100%以上であれば、1年以内に支払不能になる可能性が低いことを意味している。また、この比率はアメリカでは200%以上が目安であるといわれる。しかし日本ではこの数値は低い傾向にある。日本の経済産業省によると、1998年時の製造業者における流動比率は中小企業で125.5%、大企業で131.3%となっている。
この数値が低すぎる場合、企業の健全性に問題が生じている可能性がある。また逆に高すぎる場合、遊休資産が多いとみなされ、LBOなどによる買収の対象になる可能性が高くなる。
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