ITパスポート試験 用語辞典
TQC【Total Quality Control】てぃーきゅーしー
製造部門に対して適用された品質管理の手法であるQC(Quality Control)を、これを製造部門以外(設計部門、購買部門、営業部門、マーケティング部門、アフターサービス部門など)に適用し、体系化したもの。
- 別名:
- 全社的品質管理
- 分野:
- ストラテジ系 » 経営戦略マネジメント » 経営管理システム
- 出題歴:
- 25年春期問14
- 重要度:
(Wikipedia TQCより)
TQC(Total Quality Control、トータル クオリティー コントロール)とは、統合的品質管理、または、全社的品質管理のことである。QC(品質管理)は主に工場などの製造部門に対して適用された品質管理の手法であるが、これを製造部門以外(設計部門、購買部門、営業部門、マーケティング部門、アフターサービス部門、etc)に適用し、体系化したものである。
TQCの最大の狙いは、ある製品を企画設計する段階から、製造販売そしてアフターサービスまでの全プロセスで総合的に品質管理を行うことである。また、企業の一部門だけが取り組むのではなく、企業全員(経営者、管理者、監督者、作業者etc)が取り組むことも大きな特徴である。
QCとの大きな違いは、QCが製造現場に密接したハードウェア的な取り組みが中心であるのに対して、間接部門への適用を狙ったTQCではソフトウェア的な取り組みが中心である。すなわち作業プロセスや、各工程における品質への取り組みの規定などを改善していくことに主眼を置いている。
TQCの3つの柱
TQCの主な取り組み
- デザインレビュー
- 業務標準
出題例
総合的品質管理(TQM又はTQC)の重要な手法の一つである方針管理の説明として,適切なものはどれか。
- 企業戦略の遂行状況を測定するために,財務,顧客,業務プロセス,学習と成長の四つの視点から指標を設定し,目標を管理していく活動
- 業務改善のための課題を洗い出し,既にその課題に取り組んでいる最良の他社から学んで,自社に適用する活動
- 経営トップの目標を事業部,部,課などの目標に順次展開し,それを実施計画につなげて目標達成のために継続的な改善を進めていく活動
- 現場で発生している問題を解決するために,関連する職場の人々がチームを作り,計画を立てて改善を進めていく活動
[出典]ITパスポート H25年春期 問14 解説
正解
ウ
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