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ITパスポート平成23年特別 問91
【問89~92は中問形式の出題です。中問Aの問題文を読んでから回答してください。】
問91
販売管理システムの開発で顧客情報をX社に直接利用させるために,W社が行っておくべきことはどれか。
- X社が顧客情報を早く扱えるように,開発の一括請負契約をX社と早急に結ぶ。
- 開発がスムーズに行えるように,顧客情報の詳細データを開発の正式契約前にX社へ渡す。
- 顧客情報がX社によって外部に漏れたり,不適切に取り扱われたりしないように,X社と守秘義務契約を結ぶ。
- 顧客数に対応した販売管理ソフトウェアパッケージのライセンス契約をY社と結ぶ。
分類
ストラテジ系
正解
ウ
解説
個人情報保護法は、委託者に対して委託先監督責任を課していますが、個人情報の取扱いについて何ら取り決めをしないまま、漏えいがあった際の責任を一方的に受託者に押しつける、ということでは、委託先監督責任の観点からは不十分です。個人情報をどのように取り扱うのかについて、事前に、具体的内容について、十分協議して、委託者と受託者の責任分担を明確にしておく必要があります。
個人情報や委託元の機密事項が、委託先で適切に扱われるように締結されるのが守秘義務契約で、契約書面で「開示の目的」,「範囲」,「管理方法」,「禁止事項」などを取り決めておきます。
個人情報や委託元の機密事項が、委託先で適切に扱われるように締結されるのが守秘義務契約で、契約書面で「開示の目的」,「範囲」,「管理方法」,「禁止事項」などを取り決めておきます。