ITパスポート試験 用語辞典
ITガバナンス【IT governance】あいてぃーがばなんす
企業が競争優位性を構築するために、IT戦略の策定・実行をガイドし、あるべき方向へ導く組織能力であり、ITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化するための組織的な仕組み。ITを用いた企業統治という意味があります。経営目標を達成するためのIT戦略の策定、組織規模でのIT利活用の推進などがITガバナンスの活動に該当する。ITガバナンスの構築と推進は経営者の責務である。
(Wikipedia ITガバナンスより)
ITガバナンス(I.T. governance)はITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化する為の組織的な仕組みのこと。レート・ガバナンスから派生した概念で、2002年4月に起きたみずほ銀行のシステム統合における障害発生を皮切りに声高に叫ばれるようになった。
概要
ITガバナンスの言葉自体は非常に広義にとられ、その定義も様々な説があり、いまだ確立したものは無い状況といえる。
通商産業省(現経済産業省)では「企業が競争優位性の構築を目的としてIT戦略の策定及び実行をコントロールし、あるべき方向へと導く組織能力」と定義しており、日本監査役協会では「リスクマネジメントとパフォーマンスマネジメントを実施するにあたっての健全性確保のためのコンプライアンスマネジメントの確立」と定義している。また、ITガバナンス協会(ITGI)による「取締役会及び経営陣の責任」といった定義も存在する。
出題例
ITガバナンスの説明として,最も適切なものはどれか。
- 企業が競争優位性の構築を目的としてIT戦略の策定及び実行をコントロールし,あるべき方向へと導く組織能力
- 事業のニーズを満たす良質のITサービスを実施及び管理すること
- 情報システムに関わるリスクのコントロールが適切に整備・運用されているかを,当事者及び管理者とは別の第三者が検証する活動
- プロジェクトの要求事項を満たすために,必要な知識,スキル,ツール及び技法をプロジェクトの活動に適用すること
[出典]ITパスポート H28年秋期 問51 解説
正解
ア
「内部統制」に属する用語
「システム監査」の他の分野
「マネジメント系」の他のカテゴリ
このページのWikipediaよりの記事は、ウィキペディアの「ITガバナンス」(改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、このページ内の該当部分はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下 に提供されています。