情報セキュリティ (全74問中68問目)

No.68

インターネットなどのネットワークを介して,自分自身の複製を電子メールに添付して勝手に送信したり,ネットワーク上のほかのコンピュータに自分自身をコピーしたりして,自己増殖するプログラムはどれか。
  • クッキー
  • スパイウェア
  • トロイの木馬
  • ワーム

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

ワーム(Worm)は、不正ソフトウェアの一種で自身が独立したプログラムです。ネットワークを介して他のコンピュータに入り込んで増殖を繰り返すことが特徴で、感染したコンピュータに不具合が生じるとともにネットワーク負荷の増大やCPU負荷の増大などの被害をもたらします。最近ではUSBメモリなどを介して感染するワームが出現しているため、管理外のリムーバブルメディアを利用する際には注意が必要です。
  • クッキー(cookie)は、ホームページを閲覧したときに、Webサーバの指示などによって閲覧者のPCに記録される情報です。通常は利用者の識別など利便性のために使用されますが、脆弱性のあるWebサイトでは不正に個人情報が取得される危険性もあります。
  • スパイウェアは、ホームページの閲覧やプログラムのインストールと一緒に秘密裏にPCに埋め込まれるプログラムで、感染したPCの情報をネットワークを通じて外部に送信するマルウェアです。
  • トロイの木馬は、実行形式のプログラム(.exe)を被害者が実行することで動作を開始し、見かけ上は通常の動作をしているように成りすましておいて、裏ではOSの設定変更、パスワードの窃盗、外部からの遠隔操作の踏み台になるなどの悪意のある動作を秘密裏に行うコンピュータウィルスです。
  • 正しい。
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