ITパスポート試験 用語辞典
(Wikipedia スループットより)
スループット(Throughput)は、一般に単位時間当たりの処理能力のこと。特に
- コンピュータやネットワークが一定時間内に処理できるデータ量のこと。レイテンシとならんで、パフォーマンスの評価基準となる。
- コンピュータ・ネットワークを構成する機器によって、送信フレームが損失しない最大レート。
データ処理におけるスループット
コンピュータの、単位時間あたりの処理能力を指す。データ処理におけるスループットには、コンピュータに搭載されるCPUのクロック周波数やハードディスクの回転速度、オペレーティングシステムなど、様々な要因が影響する。
ネットワークにおけるスループット
単位時間あたりのデータ転送量を指す。(家庭用のルーターや無線LAN機器などで、「スループット:50Mbps」などと表記される。なお、表記されるスループットは理論値の場合があり、その場合、理論値どおりのスループットを引き出すのは難しい。)
ネットワーク機器や通信回線の導入の際には、両者のスループットの違いについて考慮すべきである。(例えば、家庭用ブロードバンド回線に接続する機器は、回線と同程度か、もしくはそれを超えるスループットのものとするなど。)
スループットの低い機器や回線が途中経路に存在すると、そこがボトルネックになる。
スループットの測定法には各種ある。専用の測定機器としてはSpirent社のSmartBitsが有名である。一般的な測定方法としては、異なった比率の負荷トラフィックを機器にそれぞれ転送させ、その負荷別の得失差を検証し、負荷トラフィックのフレームサイズごとのスループットを求める方法がある。
また、ADSL等のブロードバンド回線が一般家庭に普及した頃から、簡易な回線スループット測定サービスとして、インターネット上の特定サーバから自分の端末までのTCP/IPスループットを簡単に測定することができるウェブサイトが現れている。
スピードテスト
RFCにおけるスループット
RFC 1242の3.17では、「その機器によって送信フレームが損失しない最大レート」と定義されている。データストリーム中の1つのフレームが欠けたとしても、上位プロトコルのタイムアウトを待たねばならず、そこに遅延が発生する。それを回避するための事前検証として、対象機器がフレームを欠けさせること無く送信できる最大レート、つまりスループットを知ることが同RFCで推奨されている。
出題例
利用者が処理依頼を行ってから結果の出力が終了するまでの時間をaタイム,単位時間当たりに処理される仕事の量をbという。また,システムの使用目的に合致した標準的なプログラムを実行してシステムの性能を評価する方法をcという。
正解
- レスポンスタイム
- スループット
- ターンアラウンドタイム
- ベンチマーク
- 稼働率
- MTBF
- MTTR
- フェールセーフ
- フォールトトレラント
- フールプルーフ
- コールドスタンバイ
- ホットスタンバイ
- イニシャルコスト
- ランニングコスト
- TCO
- 基礎理論(23)
- アルゴリズムとプログラミング(27)
- コンピュータ構成要素(32)
- システム構成要素(29)
- ソフトウェア(17)
- ハードウェア(14)
- 情報デザイン(21)
- 情報メディア(28)
- データベース(19)
- ネットワーク(71)
- セキュリティ(121)
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