ITパスポート試験 用語辞典

でーたくどうがたしゃかい
データ駆動型社会
モノとインターネットが繋がるIoTの進展に伴い生まれた言葉で、IoT化などにより得られた莫大なデータを解析し、現代社会に役立てようとする試みである。2015年に経済産業省が発表した「中間取りまとめ ~CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革~」で誕生した。

例えばインターネットと繋がるエアコンを想定しよう。エアコンは夏ならクーラー、冬は暖房で活躍する。稼働時間に関しては個人差がある。これらの情報はデータとして集約され、解析できる。解析したデータをもとに、人間の操作がなくともAIは自動でエアコンを制御することが可能となる。車の自動運転技術なども同じようなことが言える。

以前の社会では、IoT化やデータ処理技術に関して進歩が足りなかった。しかし、現在ではIoT家電の普及やパソコンの処理技術が向上したことにより、データ駆動型社会を目指す基盤が整ってきたと言える。似た言葉として、情報社会が挙げられる。情報社会は情報に価値を見出す社会である。一方でデータ駆動型社会は、情報に加工する前の元となるデータに価値を見出している点で異なる。
↓ 用語データを見る
分野:
分野:ストラテジ系
中分類:企業活動
小分類:経営・組織論
重要度:

「経営・組織論」の用語

「企業活動」の他の分野

「ストラテジ系」の他のカテゴリ


Pagetop